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汀、あるいは灯
大島宗久 写真展

Oshima Souku  Photo Exhibition 
2025年12月3日〜12月27日


オープニングレセプション

2025年12月6日18時〜 参加費無料

写真展によせて

 

汀(なぎさ)と灯(ともしび)

 

記憶と現実、可視と不可視、外界と内界——。

汀線が波の動きによって絶えず形を変えるように、これらの“あわい”が揺らぎながら写真の中に立ち現れる。

曖昧なままの境界を紙に焼き付け、一枚の物質として鑑賞者の前に提示することで、さらなる多元的な交錯が生まれることを待望する。

写されているのは、いずれも旅の途上で見つけた脈絡を持たない事物。

眼前をたゆたう無数の“その他”から切り離され、写真に定着された対象物は、幾度もの淘汰を潜り抜けて小さな灯を宿し始める。

それは撮影から暗室作業までの、私にとっての写真行為を経て再構築された、“自己と世界との関係”を静かに照らし出す。

 

 

略歴|Biography

 

大島 宗久(おおしま・むねひさ)

1990年 生まれ

2014年 東京工芸大学大学院 芸術学研究科修了

2016年 アウラ舎(貸暗室・ギャラリー)開業

2020年 フォックス・タルボット賞 モノクロ賞

2024年 ヤング・ポートフォリオ(清里フォトアートミュージアム)収蔵

 

 

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